超おすすめ漫画「ミステリと言うなかれ」の感想。人生でベスト5、ジャンルで言うならばベスト1かも知れない。

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作者は田村由美さん

レーベルはフラワーコミックα

ドラマ主演は菅田将暉さん

主題歌はKINGGNU「カメレオン」

元は漫画ですが、ドラマで知った方も多いのでは無いでしょうか。

ドラマは菅田将暉が主演と言う事もあって、それの効果も大きかったのでしょう。

私は漫画から入りました。

どちらがいいのかと聞かれれば、どちらも違った視点でとても良いので、何とも言えないです。

漫画はフラワーコミックというのもあり、登場人物が身長高い(特に主人公)ので、少し違和感を覚えてしまうのが少々気になりますが、独特の空気を出す菅田将暉さんの名演技力でカバーしていると思います。

あと、日本ドラマ独特の尺のせいなのか営利目的のせいなのか、原作と構成が違うのが気になりました。

特にこの点は両方見ると誰もが違和感を覚えると思います。

ただ、どちらにしても、原作の重要な部分が大好きなのでどちらも感動しました。

特にドラマはリアル感が増すので泣きました。

タイトル、「ミステリと言うなかれ」は作者が「ミステリじゃないです むり そんな難しいもの描けるもんか」と主張したことからついたという点も歴史に残る名作になるきっかけになると思います。

それが功を奏しているのか、推理等、事件のトリックよりも何よりも動機、心理の観点に感動します。事件の終わりごとに回収するのですが、人間の心の部分への着眼点が本当に好きです。

また、作品の終わりだけ大きく盛り上がるだけで無く、途中の流れでも主人公・久能の着眼点、物事の真理をついた話の部分に私は一番感動を覚え、この作品は一生ものだと思えた点です。

結構序盤での新婚の夫婦の奥様を思いやる視点、、「人を殺すのは良くない事か、またそれに対して何故そう思うのか」の問いかけ、答え等、沢山の事柄が序盤から心の芯をつかれました。

そういった綺麗ごとだけではない、日常では当たり前すぎて通り過ぎるけれど、とても大切な部分を改めて痛感出来る、気づかされる本当に素晴らしい作品だと思います。

ドラマは視聴率を取らないといけないのもあるのか、作品に忠実にしようとしつつもちょっと違うなと言う部分が気になりつつも最後に、KINGGNUさんの「カメレオン」が流れると同時に回収されると泣いてしまいます。

ドラマを観てから漫画を読む人は恐らく途中途中にこの歌が頭に流れるでしょう。

強いて言うならば、「カメレオン」は原作を意識した作品では無く、ドラマの一部分に視点をあて過ぎている、寄せ過ぎている歌詞なので、原作の歌の歌詞としては違うなとは思います。

ただ、「カメレオン」自体の歌自体はKINGGNUさんの素晴らしい曲と歌声、またPVも素晴らしいので、良いのではないでしょうか。

しつこいですが、呪術廻戦でもですが、1作品に寄せ過ぎな歌詞を書かなくても良いのではと思います。KINGGNUさんが大好きなので、ちょっと残念です。

良くありがちなのですが、世界的に話題になったワンピースの映画の歌の手法や、LISAが異常に売れるようになった鬼滅の歌見たいな手法は取ってほしくなかったのが正直な感想となります。

両方ともシンガーソングライターでは無いのでこれはこれでありだとは思いますが。

あくまで「ミステリと言うなかれ」と言う作品が素晴らしいのと、KINGGNUさんも素晴らしいアーティストだからだという気持ちの故の思いです。

時代の流れ、流行りに全く影響されず、誰にでも刺さる作品を作った田村様といつか自分がそれにふさわしい人間になれたら、一度お会いしたいというのが一つの夢となりました(無理ですが)。主人公が発言する言葉の内容は作者自身がそういう思いや心があるはずなので。

とにかく、作者の素晴らしい着眼点により、自分の中での一生ものの作品となりました。

心から皆様に人生一度は読んでほしい名作となります。

ただ、内容や事件はちょっと(大分)大人向けなので、未成年には禁止としたいですね。

以上となりますが、

私はこの作品を購入して一生宝物としております。

ではでは

G-Joker

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